第38回HGS(広島グリーンサミット)
開催日時
2023年10月7日(土)15:00~17:00
開催場所
広島市民病院中央棟10階講堂、Zoom配信
主催
HGS(Hiroshima Green Summit)
代表: 前田 啓佑 先生(広島市立広島市民病院 救急科)
参加者
27名(初期研修医:23名、専攻医:3名、その他医師:1名)
実施内容
第38回広島グリーンサミットを広島市民病院から現地とWebのハイブリットで開催しました。
今回お招きした講師の先生は、豊田地域医療センター総合診療科(在宅部門)の近藤敬太先生です。
講演は、(1)明日から役に立つ!症例から学ぶ『総合診療 in ER』、(2)絶対必要になる『質の高い死亡診断』のお作法、(3)日本の医療政策から『未来のキャリア』を考えよう!の3本立てで行っていただきました。
(1)では、小児、成人、高齢者にわけてそれぞれで普段なんとなく診ているけど、実際はどのようにアプローチをしたらいいのか悩むアルコール依存や認知症へのアプローチや虐待などのもしもの時の対応についてクイズ形式での講義が行われました。
(2)では、死亡診断の際に気を付けることを服装や態度から詳しく教えていただき、後半には勉強会参加者で死亡診断を行うときの声掛けの実習を行いました。
(3)では、普段あまり見ることのない医療政策についての資料を提示していただきながら今後の医療がどうなっていくか、それに合わせて自分たちのキャリアをどう考えていくかについて講演をしていただきました。
後半には現地参加者のみで講演をもとに質疑応答を行いました。今後の自分自身のキャリアについて考え、見直していく機会となりました。
タイトルどおり明日から使えそうなERの知識から将来に向けた長い目線でのキャリアについてまで幅広い内容をどれもわかりやすく教えていただけました。
主催者からの声
今回はハイブリット開催であり、遠方の方にとっては参加しやすく満足頂ける内容となったかと思います。
一方で、看取りの方法や現地のみで行った本音の飛び交う座談会などオンラインでないからこそできる内容もあり、現地とオンラインでそれぞれ違ったメリットがあったかと思います。
今後も多くの勉強会を企画していますので、ご興味がある方はぜひ広島グリーンサミットのホームページもご覧ください。
参加者の声
- 様々な背景や疾患を抱える患者を想定して症例提示をしていただいたので、ER診療における具体的なイメージを描くことができました。
- 普段練習する機会がない死亡診断を、ロールプレイ形式で練習させていただいたことで、急に病棟で実施する必要が出た際に自信をもってできるようになったと感じています。
- 総合診療医の視点から医療政策を分かりやすく説明していただき、自分が築いていくキャリアを改めて見直すきっかけとなりました。
参加者へのメッセージ
たくさんのご参加ありがとうございました。
今後も参加者同士の交流の場を設け、広島医療の活性化を促進できればと考えております。引き続きよろしくお願いいたします。
次回開催に向けて
次回、第39回HGSは、「救急外来 ただいま診断中!」の坂本壮先生の生レクチャーです!
2024年1月12日 19:00~の予定です。詳細は追ってHPにて発表します。
https://hiroshimagreensummit2010.jimdo.com/
(もしくはGoogleで「広島 HGS」で最初に出てきます。)
関連情報
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