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「第25回藝州北部ヘルスケアネットワーク」が開催されました!

開催日時

令和4(2022)年2月9日(水) 19:00~20:30 

 

開催場所

オンライン開催

 

主催

藝州北部ヘルスケアネットワーク

代表: 土手 慶五 先生 (広島市立安佐市民病院 病院長)

 

参加者

50名:医師:49名(10年未満 30名,10年以上 19名),その他の職種:1名(看護師)

  

実施内容

講演

 演 題:『診断戦略:診断の現場でどう考えるか』
 講演者:獨協医科大学 総合診療医学 主任教授 志水 太郎 先生 

 

 

 

主催者からの声

診断戦略はほとんどの医師,特にプライマリケアで医療に携わる医師においては必要な技能であり,その技能を高める方法をご講演いただいた。
鑑別疾患なく検査を多量に行うことをジェノサイド医療(大量破壊医療)ということ,コロナ後,検査の銃弾爆撃は限界があり,多くの若手が診断戦略をもって学び,適切な診療技術をもつことは今後の時代にとって大変重要なことである。
患者の背景と病歴が映像化できるように,聴取することで診断に近づくこと,したがって病歴を聴取するための重要な6つの事項6C shimizu(1. coutesy (礼節)2. control  3. clear mind 4. compassion 5. Curiosity  6. Concentration)について解説していただいた。
講演のはじめから,若手医師に向けて熱く『医療に向かう前に一番大切なことは Courtesy 礼節 であること,年齢によらず社会的状況によらず,敬意をもって接する,医者は本質的にそういう職業,患者からどれだけ学べるかは医師次第であるということ』と,語ってくださったことは,若手医師の心にひびいたと思う。

 

参加者の声

  • 診断戦略について話していただいたが、まず病歴、さらに礼節をわきまえることが大切であることが印象に残った。今一度自分の診察時の挨拶や言葉使い等に注意したい。
  • 救急の現場でなぜ?と聞いてみる事が時に打開点になると言うのが印象的でした!診療の時意識してみたいと思います。
  • 鑑別診断無くして,検査なし!
  • 病歴で8割診断できる!救急の現場で、ある程度の目星をつけた病歴聴取,鑑別診断を訓練します。
  • 学生時代より『診断戦略』を愛読させていただいている身として,先生の講義を受けることができ感無量です。今後も指南書として研修に努めたいと思います!

 

以下感想
11月の雑誌でも特集されていた診断戦略(inductive foragingやtriggered routine)といった考え方を,実際に伺うことができて大変勉強になりました。特に,最初にopen questionで患者さんに話をしてもらうという部分は,救急外来では忘れがちになるので意識して実践していきたいと思います。今後もし,実際の症例をベースにした診断戦略のセミナーなどあれば,参加させていただきたいと思っております。

 

参加者へのメッセージ

若手医師へ,診療技術を向上する上で重要な事項がちりばめられていたように思います。
礼節をもって患者さんへ接することを基本とし,そこから直感的思考と分析的思考(病態・解剖の整理分析)を繰り返すことにより病歴を聴取する技術を獲得し,診断にたどりつくことを熱く語っていただきました。
Take home messageのない症例はないと思います。みんなで改めて,心して目の前の患者さんに敬意を持って,診療技術の向上に励みましょう。

 

次回開催に向けて

次回も若手の医師に心に残る役立つセミナーを開催したいと思います。若者の熱い思いとその技術は,近い将来きっと地域住民に還元されるものと思います。
 


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