開催日時
令和6年9月18日 18時45分~20時45分
開催場所
呉医療技術研修センター
主催団体名
呉臨床Hands-Onセミナー
代表:岩崎 泰昌 先生(国立病院機構 呉医療センター・中国がんセンター)
参加者
47名
(初期研修医:28名、後期研修医:1名、その他医師:15名,その他の職種:3名)
実施内容
今回のメインテーマは中心静脈路確保と気道確保(経口気管挿管)で、その他にサテライトブースとして、PICC挿入、腰椎穿刺、動脈ライン挿入を加えて、より参加者の選択肢が広がるようにしました。
中心静脈路確保は、模型を用いたエコーガイド下での内頚静脈穿刺による中心静脈カテーテル留置の実習で、模型を3体準備して3ブースで行いました。
穿刺時のエコー走査の方法、穿刺のコツ、事故を起こさないための注意点などについて解説を交えてトレーニングを行いました。
気道確保では、模型を用いて経口気管挿管の実技が行なるブースを3ブース設けました。
気道のトラブルは短時間で致命的となることもあり、迅速、確実な気道確保が可能となるように繰り返し練習しました。
その他、専用の模型を用いて、PICC挿入、腰椎穿刺、動脈ライン挿入について、経験豊富な指導医のもと、手技の基本やコツについて、実習を行いました。
主催者からの声
呉臨床 Hands-Onセミナーとは、呉、東広島地域の初期臨床研修医を対象としたセミナーで、平成26年より毎年1-2回のペースで行われており、今回で16回目となります。
毎回、決められたテーマに沿って、普段、臨床現場にて活躍しているベテランの指導医が手技のポイントや注意点について、模型などを用いて、実技トレーニングを行うHands-On形式のセミナーです。
今回は呉、東広島園域より合計で4病院28名の初期臨床研修医の先生方が参加され、予定時間を上回るまで、熱心に各ブースにて実習に取り組んでおられました。
この時期は、1年次と2年次の初期研修医の間で、得意、不得意の分野や興味のある分野が分かれる時期でもあり、今年の特徴として、実技項目を増やしたことも好評でした。
参加者の声
参加者の初期研修医のアンケート結果からは、セミナーの実技時間についてはちょうどよいが約90%、短いが約10%で、セミナーの開催頻度については、1年に2回が67%、1年に1回が33%となりました。
満足度も高く、多くのブースが準備され、待ち時間もなく実習に取り組めたとの声をいただいております。
特に2年次の初期研修医の先生方には、PICC挿入や動脈ライン確保のトレーニングも好評でした。
参加者へのメッセージ
呉臨床Hands Onセミナーは身近な場所で、身近な指導医の先生により、当直や日常診療に役立つ手技を習得できる機会です。
毎年ありますので、是非、ご参加ください。
次回開催に向けて
次回は2025年9月17日(水)に第17回呉臨床ハンズオンセミナーを開催し、テーマは中心静脈路確保、外固定法、腰椎穿刺、PICC、動脈ラインなどを予定しています。
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