開催日時
令和3(2021)年11月27日(土)
開催場所
WEB+現地のハイブリッド開催
主催
なんでも症例検討会
代表: 吉田 雄介 先生(広島大学病院 リウマチ・膠原病科)
参加者
合計:23名(医学生:2名,初期研修医:5名,後期研修医:5名,卒後6~9年目の医師:2名,卒後10年目以上の医師:9名)
実施内容
なんでも症例検討会をハイブリッド形式で11月27日に開催しました。
スモールグループディスカッションの形式で意見交換の場を設け,「人生会議をしてこなかった人のための人生最終段階における意思決定支援」を議題に行いました。
講師として,JA広島総合病院の高場章宏先生をお招きし,テーマに関してのお話をいただきました。
具体的な症例を通じて,”終末期”という言葉の意味,”できることはなんでもする”は患者や家族の価値観に基づいたゴール設定が大事,意思決定では,医学的思考・患者の意向・QOL・周囲の状況の4つの要素を多職種で考え方針を決める,正解を目指すのではなく納得感を高める方向を目指す,予後予測が難しい場合はTime Limited Trialを試みる,などさまざま学びました。
明日から実践できて非常にためになりました。
主催者からの声
なんでも症例検討会はもともと奇数月の第3土曜日を中心に,広島県内の総合診療・救急関連の医師が集まり開催していましたが,昨年度からコロナウイルス感染拡大の影響を受けてWEBもしくはハイブリッド形式で開催しています。
参加者は常連の後期研修医以降の先生が多いものの,学生の方や初期研修医の方々も参加は自由ですので,今後もぜひご参加ください。
参加者の声
今回のテーマ(Advance Care Planningなど)についてどうでしたか?
- ちょうど興味がある分野でしたので,楽しく参加できました。
- 軸に分けて考えると選択をする上で他にどういう情報を入手する必要があるかがわかりやすくなると感じました。そして何より,人生会議をしておく重要性を感じました。
- 実際に体験することの多い場面なので,今後も役に立ちそうでよかったです。
- 勉強する機会は少ないが,必ず必要なことであるため有意義だった。
- 臨床で悩むことが多いですが,正解が教科書に記載されていない内容ですので,考えるプロセスが知れてとても勉強になりました。
- DNARの定義やJonsenの4分割法など,目から鱗の知識が得られてよかったです。今後に生かしたいです。
今回のスモールグループディスカッションについて感想・ご意見をお願いします。
- 初期研修医の先生もおられたので,想像しにくい方もいたようでした。
- 実際のケースで4分割法を使ってみる経験ができて,より理解が深まりました。
- 自分も勉強会に参加させていただけますし,いろんな人の意見も聞くことができて良かったです。
- ホスト側の周りの声で他の人の意見が聞き取れずに困った。
- 全体討論よりも意見が出しやすかったです。
- 自分はあまり上手に意見を言えるタイプでは無いのですが,司会の先生がとても上手にディスカッションを活発に回してくれて,よかったです。
参加者へのメッセージ
若手からベテランまで様々な場所で仕事をしているメンバーで,毎回少しでもレベルアップできることを目標に開催しています。
意欲のある方は是非気軽に参加してみてください。
次回開催に向けて
次回の開催の日程は2022年2月5日(土)です。
今後の予定についてはメーリングリストやFacebookなどでも情報を流していく予定ですのでご確認ください。
関連情報
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