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[089] 初期研修中の出産について(回答:6件)

相談(2021年4月12日)

女子医学生です。
消化器外科または泌尿器科志望で将来は子供も欲しいと思っています。
早く一人目を産んだ方がいいと聞いたのですが,学生出産はできないので初期研修中の出産を考えています。

実際,女医さんはどのタイミングで出産されているのでしょうか。
両親はまだまだ仕事があるので頼れない状況で,市中病院の研修では出産は厳しいでしょうか。
 

ライフプランなど教えていただきたいです。
よろしくお願いします。

女子医学生

 

回答1(2021年4月12日)

年齢にもよりますが…
私の場合は初期研修医・後期研修医の後大学院生になり,大学院卒業前に出産しました。
その時期だと専門医や指導医もある程度取得していたので、キャリアには影響はありませんでした。
ただ,30代での出産ですので早く産みたい方のプランには合わないかもしれませんが。
旦那様やご家族の協力が得られるのならば,若いうちに産んで出産してない人と同様のキャリアを積むことができるかもしれませんね。
 

匿名希望女性医師

 

回答2(2021年4月12日)

現在クリニックを開業している,2人の子どもがいる産婦人科医です。
私自身は卒業して10年目で結婚→妊娠→専門医取得→開業→第1子2歳半の時に第2子出産という流れです。

相談者様の現在のご年齢が分からないのでストレートで進学されたという前提で書かせていただきます。
産婦人科医の立場「だけ」で言うと「妊娠は早い方がよい」という認識は大事だと言えます。
年齢と妊娠率の関係性ははっきりしており,年齢とともに妊娠率は低下します。
しかし,女性の人生を考える立場,また,同じ女性医師の立場から,あくまで個人的な意見を述べさせていただきますと,

もし,将来的に「末永くしっかり医師として働きたい」とお考えであれば,ある程度医師としての基本的なスキルを身に着けるまで(最低限最初の3年間)は,医師としての研修に集中した方が後々の選択肢は広がると思われます。
また,生物学的な妊娠適齢年齢と個人のライフプランにおける妊娠適齢年齢が必ずしも一致するとは限りません。
現在20代前半であれば5年くらいは医師としての研鑽に集中しても,将来の妊娠に対して大きな影響は出にくいかと思われます。
ただ,頻度は低いですが早期に卵巣機能が低下する方がいらっしゃいます。
現在の卵巣機能(AMH)を検査して将来の方向性を考えてもよいかもしれません。
また,職場の「妊娠・出産・子育てとの両立」に対する支援や理解がどのくらいあるのかも非常に重要です。(ある意味最重要項目)
そのあたりの事前調査をしっかりしてから計画なさることをお勧めします。
私個人は「女性だけが夢の実現と妊娠との二者択一の人生で悩むなんておかしい!!」という想いから,学生の頃からの夢だった開業と妊娠・出産を両立しました。
もちろん,かなり大変な面もありましたが,すべてうまくいっています。
ぜひ,引き算ではなく足し算で考える人生を選択していってくださいませ。

40代 産婦人科医

 

回答3(2021年4月12日)

外科系志望なのですね。30代で2児を出産した外科系の端くれとしてお返事します。
私は他地域から広島県にやってきたばかりですが,私が医師として修練した地域では学生で出産した人,初期研修で出産した人と何人か居られました。

が,シッターを手配して学業や研修に影響がでないようにしたり,実家に幼子を置いて別居したりと大変な選択の上に努力する人が多かったように思います。

私自身は30歳,32歳で出産しました。

専門医を取得して大学院に入学したころでした。
研究室としては大きな迷惑であったろうと思います。

このサイトに目を通される先生方には異論も多かろうと思いますが,研究デザインは自分次第ですので夜寝静まってから研究室へ行ったり,土日を利用したりと医療機関で勤務するよりは自由度がありました(大学によるのでしょうけれど)。
結婚は27歳でしたが,なかなか妊娠せずにIVF妊娠でした。

やっと妊娠したと思ったら切迫早産になりました。
妊娠出産はうまくいかないことはよくあります。
ですから,あなたが妊娠したいと思った時期が妊娠のベストタイミングでしょうが,そのタイミングと医師としての修練の時期が重なることを,あなたが懸念されるのも当然だろうと思います。

経験上言えるのは出産,育児はあなたが何歳で出産しても楽になることはありません。
体,妊孕性の問題では確かに若くして出産するに越したことはありません。

でも,年齢が上がれば経済的余裕が出てきます。
医師としての研鑽よりも何よりも挙児を優先したいお考えであればパートナーと相談して計画に妊娠すべきでしょう。
しかし,ご両親は頼れない状況で外科系の研鑽を非子持ちの同期と張り合うにはハンデとなることを自覚しなくてはならないと思います。
シッターや保育園の利用は当然のこと,父親となるパートナーにも時には勤務をアレンジしてもらう意気込みが必要と考えます。
パートナーは,あなたの医師としての修練の重大性を理解してくださっているでしょうか?
子供を持ったからと,あなたがこれから医師として働くことを制御したり可能性を狭めて欲しくはありません。

研修施設としても研修を十分に修了できる医師を望み,採用するでしょう。
出産、育児を理由に拒否することはハラスメントになるため公にはできないでしょうが,多くの施設は研修医を1人の労働者として期待すると思います。
3年目以後,入局する場合も同様です。
あなたが学生や初期研修中に出産をお考えならば,100人規模で募集する関東の大学病院をおすすめします(広島のドクターネットでこの発言は無いですね。しかし,関東圏の大学病院は本当にいろいろな考えの研修医がたくさんいますのであなたのようなケースが悪目立ちすることはありません)。

ただし,保活(保育園に入れるための活動)の熾烈さはすさまじいものがありますが。

以上より個人的なおすすめは後期研修中か専門医取得前後です。
専門医で一人前というわけではありませんが,技量を示す一つの目安であり,その後の勤務施設の選択肢の幅が広がるからです。

外科系女性医師

 

回答4(2021年4月13日)

男性泌尿器科医師です。

泌尿器科希望と書いていただいたので,男性目線で分かってないって言われるかもしれませんが回答させていただきます。

妻は研修医の時に出産しましたが研修施設との兼ね合いやプログラム,休業期間等でかなり研修先に迷惑をかけました。
なんとか研修終了できましたが,両親の手助けや研修施設の色々な方々の協力があってのものであったので,今でもすごく感謝しております。
初期研修中でということであれば,特に研修期間が研修終了に影響を与えることになるのでタイミングを考えたり,研修先の施設に相談されることがよいかと思います。

初期臨床研修は医師になって初めての2年間です。
どこで研修するであれ,かなり体力も精神も奪われていきます。

質問者様が何を大事にするかというのが1番だと思います。
なによりも出産をということであれば,大学卒業して研修を遅らせるってことも考えられますし,1年や2年研修を中断してでもするってことも考えうると思います。

また,経済的なことや医師の仕事が先に来るのであれば,初期研修終了後に専門科を選んでからってのでもよいのではないでしょうか?

少なくとも現在の勤務状況や研修制度からすると,研修医のうちにというのは体力的にも精神的にも大変だと思うので私からはおすすめしません。

周りには3年目以降に出産しているか,研修医が終わった直後くらいに出産して育児されている方がいます。

ただ,これは私が周りの目を気にしたり、仕事をメインに考えるために出た意見かもしれませんし,他にもたくさんの意見があるかと思います。

人の意見を参考にするのも良いですが質問者様の人生は一度きりですので,それだけに囚われずご自身とパートナーの方とで相談して決められるのが1番だと思います。

是非、泌尿器科も見に来てください。
その際にはまた色々お話させていただければと思います。

男性泌尿器科医師

 

回答5(2021年4月14日)

私は29才,31才、,32才で出産し,その合い間に専門医試験に一度落ちて合格しました。
どの時期に出産するのが楽かとか,まわりに迷惑をかけないかとか,みんな考えますが,どの時期に出産するのも大変だし,まわりにも迷惑をかけます。

後回しにしていたら想像もしていなかったことが起きて,産めなくなることもあります。

あとで後悔しないように本人が産みたいと思った時が適齢期と思います。
私は妊娠,出産時期に医局から離れ,その後復帰したため同期には遅れを取って苦労しましたが,回り道をしながら勤務医を続けています。

自分が好きで選んだ道ですから何とか頑張れます。
気を付けないといけないことは,妊娠がわかって上司に相談、報告するタイミングです。

上司は勤務環境整備の専門家ではないので先に女性医師支援センターに相談することです。
医局長などは女性に優しい職場をアピールするあまり,慣れていないので間違った方法を取ってしまうことがあります。

非常勤や休職,離職を勧められることがありますが,必ずしもそれが正解とは限りません。

復職したい時にいつでもどうぞと言われても,いったん無職になってしまうと国民年金になってしまい,ただでさえ医師は異動が多くて複雑なのに年金の履歴がさらに複雑になり,いつのまにか無年金者にされていたりします。

できるだけ常勤で休職でねばるのがお勧めですが,研修の時期によって最良の方法が違うので専門家に相談した方がいいと思います。

産休,育休の給付金も病院から支給されるのではなく,健康保険,雇用保険から支払われているので、一人分の浮いた人件費で代替要員が雇えるのです。

その面では病院に迷惑をかけているわけではないので卑屈になりすぎないように前向きに頑張りましょう。   

 50代 女性医師

回答6(2021年4月19日)

私は24歳で結婚し25歳で第一子を出産しました。

大学病院研修医の間でしたので産休の間,手代わりは多く,外来もしていなかったので代診も不要で休むことの周りへの負担は少なく,また,復帰後の仕事も責任は少ないので育休も取らず復帰も容易でした。

その後,市中病院で後期研修をしましたが,外来や,放射線に曝露する検査にも入りましたので,第二子は休める体制を整え,放射線被曝も避けてからとなり,遅くなりました。

年を重ねるほど医師としての責任が重くなり,手代わりは減り,休む間の周りへの負担も増えます。

もちろん,個別の状況にもよりますが,生物学的観点だけではなく社会的にも妊娠出産は早い方が良いのではと思っています。

産休の間の手代わりを見つけるのが容易なのは,1研修医 2大学院生 3、大学勤務医 のように思います。

第二子妊娠中に学位論文を作成し,出産後に学位取得,基盤学会・サブスペシャリティの専門医を取得し,保育園を延長保育でフル活用すれば出産後のキャリア形成も可能でした。

女性医師

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