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令和2年度地域医療春セミナーを開催しました

令和3年3月13日(土),広島大学医学生1年生を対象に,広島県東部の府中北市民病院にて,新型コロナウイルス感染症対策として2組に分かれて地域医療春セミナーを実施しました。
セミナーには,広島大学医学部ふるさと枠1年17名が参加し,地域医療をテーマにした講演や院内見学,予防医学から実践される地域医療の説明を通じて,学生同士の一体感を醸成するとともに,地域医療への理解を深めました。

 

内容

10:30~12:30

●府中北市民病院長 中井 訓治 先生による講演

「地域医療を実践して考えたこと」

●地域医療連携室 関岡主査による説明

「府中北市民病院の地域活動について」

●山本管理栄養士による説明

 「コーヒーとナッツについて」

13:50~14:20 府中市健康福祉部医療政策課長による説明

「府中市の医療体制の現状」

14:30~16:00 地場産業の視察

 「浅野味噌株式会社」

 

〇府中北市民病院長ある中井訓治先生から,「地域医療を実践して考えたこと」という演題でご講演いただきました。
診療だけでなく,診療後の回復期や予防のための活動を地域に出て実践されているご経験を基に講演いただき,学生も聞き入っていました。
関岡主査からの説明では,病院での治療に加え,病院・行政・介護・地域と共同で行っている地域住民の生活の質の向上を目的とした取組について説明いただき,より具体的な多職種連携について理解を深めました。
最後に,山本管理栄養士による説明では,予防や健康増進を目的としたアプローチについて実例を挙げながら説明いただき,食事による健康管理について理解を深めました。
学生からは,「病院とサービス付き高齢者向け住宅が同じ建物にあり,高齢者が不安なく暮らせる体制が印象的だった。」,「地域にとって必要なことを提供するために,様々な思考を凝らしている点が印象的だった。」「院長先生が地域医療のコンセプトを分かりやすく説明してくださり,また,予防医学の観点から食事の効能について学ぶことが出来た。」等の感想が聞かれました。

 

府中北市民病院でのご講演の様子

   

 

〇その後,府中市生涯学習センターに場所を変え,府中市役所健康福祉部医療政策課の皿田課長より,「府中市の医療体制の現状」について説明いただきました。

府中市の医療現場の抱えている問題や今後の展望について伺い,将来,従事する可能性のある地域の現状について学びました。

 

   

 

〇最後に,府中市の伝統地場産業である浅野味噌株式会社へ視察に伺いました。400年続く伝統を感じながら,味噌蔵の中を見学させていただき,こだわりの府中味噌について説明を受け,地域の特性について理解を深めました。

その後,広島大学霞キャンパスにて解散となりました。

 

総括

新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため,1年を通して例年とは異なった形式での実施となりました。実習形式でのセミナー実施は叶わなかったものの,広島大学ふるさと枠1年生にとっては初めて現場を訪れてのセミナーとなりました。
全体を通して,「地域の病院ならではの機能を知ることができた。」「病院によって様々な取り組みがあると思うので,もっと幅広く学びたいと思った。」等の感想が聞かれ,現地での学びは重要であると改めて感じさせられました。
初の実施形式での開催となりましたが,府中北市民病院長である中井訓治先生をはじめとする職員の方々,府中市,浅野味噌株式会社様の多大なるご支援と参加者全員の協力により成功裡に終えることが出来ました。

 


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