第50回なんでも症例検討会
開催日時
平成30年12月22日(土)
開催場所
広島大学病院 広仁会館
主催
なんでも症例検討会
代表: 吉田 雄介 先生(広島大学病院 リウマチ・膠原病科)
参加者
合計:30名(初期研修医:5名,後期研修医:7名,その他医師:16名,医学生:1名,その他職種:1名)
実施内容
第50回なんでも症例検討会を,12月22日に広島大学病院で開催しました。いつも通り症例検討2例とレクチャーの形式で行いました。
症例は,2例とも広島市民病院から提示していただきました。
1症例目は,関節リウマチ治療中の高齢者の不明熱症例です。亜急性の右季肋部と発熱があり胸膜炎と診断されますが,その原因がなかなか特定できない難しいケースでした。
2症例目は,若年男性の急性の発熱,眼充血で発症したレプトスピラ症例でした。詳細な趣味や旅行の聴取が必要であった興味深い症例でした。
最後に,レクチャーはゲスト講師として帝京ちば総合医療センターの萩野昇先生をお招きし,「不明熱の診断」のタイトルでお話をいただきました。的を絞った問診や,複数のモダリティーを用いて,不明熱を不明のままにしない努力が必要であることを再認識しました。
難しい分野ですが,広範な内容を非常にわかりやすく教えていただきました。
主催者からの声
なんでも症例検討会は奇数月の第3土曜日を中心に,広島県内の総合診療・救急関連の医師が集まり開催しています。参加者は幅広く,学生から研修医,指導医,開業医まで多岐にわたります。事前の登録や費用などは一切不要です。
参加者の声
- 問診の重要性を学ぶことができた(初期研修医)
- 非常に実践的な内容で勉強になった(後期研修医)
- 馴染みのない疾患ですが,まず知っていて疑うことが大切だと感じました(後期研修医)
- 思いつかないような疾患を学ぶきっかけになりました(後期研修医)
- フィジカル所見をきちんとアセスメントできると診断に近くなるような感じでわかりやすかった.ちゃんと国内渡航歴も聞こうと思った(初期研修医)
- FUOのレクチャーは初めて聞くようなものもあり面白くためになりました(勤務医)
参加者へのメッセージ
若手からベテランまで様々な場所で仕事をしているメンバーで,毎回少しでもレベルアップできることを目標に開催しています。意欲のある方は是非気軽に参加してみてください。
次回開催に向けて
次回の第51回は,2019年3月16日土曜日に15時半から広島市民病院での開催を予定しています。詳しい予定などについてはFacebookなどでも情報を流していく予定です。
関連情報
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