開催日時
平成30(2018)年10月5日(金) 19:30~21:30
開催場所
ホテルグランヴィア広島(広島市南区松原町1−5)
主催
藝州北部ヘルスケアネットワーク
代表: 土手 慶五 先生 (広島市立安佐市民病院 副院長)
参加者
57名(初期研修医:13名,後期研修医:1名,その他医師:34名,その他の職種:9名)
実施内容
広島市立安佐市民病院 後期臨床研修医 吉田 昌代 先生による症例発表,検討会
「下肢痛のない両下肢対麻痺で発症し,血管超音波検査が診断に有用であったLeriche症候群の一例」
広島市立安佐市民病院 内科・総合診療科 副部長 永井 道明 先生によるご講演
演題「災害時におけるVTEの診断・治療を考える」
島根県健康福祉部 医療統括監 / 島根県立中央病院 副院長 木村 清志 先生によるご講演
演題「島根県における地域枠等卒業医師・自治医科大学卒業医師のキャリア形成と地域勤務」
主催者からの声
多くの先生方,特に研修医から指導医,そして管理者の先生方にご参加いただきました。またコメディカルの皆様にも多く聴講いただき,たくさんの反響をいただきました。
安佐市民病院総合診療科吉田先生の発表では,当初,鑑別に上げ難いLeriche症候群を,血管超音波検査により診断に至られた過程を丁寧に提示されました。横紋筋融解症という当初の鑑別診断にとらわれることなく,正しい診断そして治療により患者様を救命され得た症例提示は,我々医師にとって大変勉強となりました。
次に,総合診療科永井先生の発表では,身近にせまる災害時における,いわゆるエコノミー症候群を分かりやすく,丁寧に説明いただきました。大きな肺塞栓に至った場合に起こり得る生命の危機に対して,適切な予防・治療をおこなうことで,そのリスクを低減できることを知り,今後の日常臨床において有用な知識を身に着けることができました。
そして,島根県健康福祉部 医療統括監 / 島根県立中央病院 副院長 木村清志先生のご講演では,島根県における必要病床数,人口動態,病診連携体制,そして医師配置のありかたを分かりやすく講義いただきました。今後の広島県でのあるべき医療形態を考えるうえで、ある意味先取りされた医療連携が島根県ですでに実践されていることを知ることができました。
参加者の声
今回のGe-Netも,実際の臨床からの視点,行政のからの視点をバランスよく分かりやすく聴講させていただきました。毎回,楽しい内容が多く,今後とも是非参加させていただきたいと思います。
参加者へのメッセージ
今後も若手医師及び研修医を中心に,地域医療を担っておられる先生方,そしてコメディカルの皆様に幅広くご参加いただき,お互いに闊達な意見交換できれば幸いに存じます。
次回開催に向けて
今後も地域での実臨床に有用な勉強会を幅広く講師を招いて行っていきたいと思います。引き続き若手からベテラン医師まで多数のご参加をよろしくお願い申し上げます。
また,こうしてほしい,こうした内容の講演が聴きたいなどのご意見・ご要望がありましたら,ぜひともどしどしお寄せくださいますよう,よろしくお願い申し上げます。
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