耳鼻咽喉科　広島市民病院

高度専門治療であるがん拠点病院として頭頸部癌に対し、放射線科・形成外科・腫瘍内科並びに緩和ケアチーム、栄養サポートチーム、摂食嚥下機能チームなどの院内各部門と連携を図り、チーム医療に当たっています。一方で耳科、鼻科、咽頭などの症例も豊富で手術室で行う手術件数が850件と多く、幅広い分野を学ぶことができます。小児例も多数で、人工内耳手術も中四国有数の症例数です。5名の言語聴覚士が在籍し、耳鼻咽喉科検査や音声障害や嚥下障害のリハビリにも幅広く対応しています。4年間の研修を終えた際には様々な症例に対応できる耳鼻科医に成長していただけることを目標として、きめ細かな指導を心がけています。

広島市民病院耳鼻咽喉科頭頸部外科専門研修プログラムでは、専門研修基幹施設である広島市民病院と関連研修施設である岡山大学病院、熊本大学病院、医療福祉大学成田病院、福山市民病院において、それぞれの特徴を活かした耳鼻咽喉科・頭頸部外科の専門研修を行い、日耳鼻が定めた研修到達目標や症例経験基準に掲げられた疾患や手術を経験します。
4 年間の研修期間の内、1～2年目は広島市民病院にて耳鼻咽喉科の基本的知識、診療技術を習得します。3あるいは4年目は選択制となり、連携施設である岡山大学病院、熊本大学病院、医療福祉大学成田病院、福山市民病院で研修を積んでいただきます。各専門分野の高度な手術、頭頸部悪性腫瘍に対する手術、放射線化学療法、緩和医療など主治医として担当して頂きます。少しでも興味がある方は是非一度見学にいらしてください。

耳鼻咽喉科主任部長　江草 憲太郎