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第4回広島がん薬物療法研究会が開催されました!

開催日時

平成28(2016)年2月27日(土) 15時~17時45分

 

開催場所

広島グランドインテリジェントホテル3F「光琳の間」

 

主催

広島がん薬物療法研究会

代表: 篠崎 勝則先生(県立広島病院 臨床腫瘍科)

 

共催

協和発酵キリン(株)

 

参加者

57名 (医師8名(うち若手医師3名),看護師29名,薬剤師20名)

 

 

実施内容

「外来化学療法における副作用症状への看護ケアの実際」

演者: 長﨑 礼子 先生(がん研究会有明病院 看護部師長

 

「がん薬物療法と有害事象マネジメント ~薬剤師の立場から~」

演者: 濱 敏弘 先生(がん研究会有明病院 院長補佐 薬剤部長) 

 

到達目標は、分子標的薬を含む数多くの新規抗がん剤ならびに今までには経験したことのない有害事象の管理について、院内でどう取り組んでいくかであった。
今回は、薬剤師、看護師のお二人に、癌研有明病院での取り組みをご紹介いただき、最後に参加者と一緒にディスカッションを行った。各施設で適正使用マニュアルの整備が必要であるとの見解となった。しかし、現在の勤務状況を考えると、人員的また時間的な余裕がないため、実施困難である現状が判明した。

 

主催者からの声

本会は,がん薬物療法の質の向上とがん薬物療法専門医の育成を目的としています。臓器横断的に化学療法を考えることは,臓器別化学療法の知識の整理やその実践にも役立ちます。化学療法に携わる医療者として,臓器,診療科といった垣根を越えた交流も必要です。化学療法に興味のある多くの学生,研修医,中堅医師など,多くの方々の参加をお待ちしております。

 

参加者の声

◎ がん薬物療法と有害事象マネジメントにおいて,各職種の立場から、どう協働するのが良いと思いますか?

  • 各専門性を生かした観察と情報共有(医師)
  • ツールの共有など統一化したマネジメント(薬剤師)
  • 連絡を密にとれる体制作り(薬剤師)
  • 今回のお話でもあったように、指導内容や確認事項などを統一化し、Ptのキャラクターを含め、情報共有することが協働のうえでは非常に重要なのではないかと感じた。当院でもより積極的に行えればと思う。(薬剤師)
  • 当病院とは件数が全く違うが、問診から安全にケモを終了するまで、20名の少ない人数でよくやられているなと思った。薬剤師は問診時、オンコールではなく常駐がよいと思う。(看護師)
  • 各職種が専門的なところで介入する。看護師は患者の側でいながら、必要な援助をアセスメントし、アレンジしていく。(看護師)
  • チームカンファレンスなど有害事象に対してどう対応していくのか、お互いがそれぞれの考えを話す機会をもつ。(看護師)
  • レジメンや副作用に対する支持療法を医師(化学療法に詳しい専門医)薬剤師と共働しマニュアル化しておく。(看護師)

 

◎今回の研修会についてご感想やご意見を御記入ください。(良かった点、学んだこと等)

  • 認定制度、専門制度の問題点、課題が理解できた。(医師)
  • がん研有明の実情、ならびにがん研有明病院での取り組みを提示して頂き、現在の自分の問題点や当院での目標を整理できると共に、指導内容に手応えを感じる部分もあり有意義な時間でした。(薬剤師)
  • 今後の薬剤師の有り方が理解できた。(薬剤師)
  • 他病院で、カルテ記載法や他職種間での連携がどのように行われているか、分かったので良かったと思う。(薬剤師)
  • チーム医療は大切であるが、同じ価値観や情報共有が出来なければチーム医療を行う意味がなく、逆にリスクを招くことがある事を知れて良かったと思いました。(薬剤師)
  • がん薬物療法において、薬剤師にどういった介入が求められているか知ることができて良かった。今後のキャリアに活かしていきたい。(薬剤師)
  • 内容が具体的で日常業務への展開がイメージしやすかった。(薬剤師)
  • 皮膚障害での標準化ができているのはすごいと思った。医師薬剤師が協力、チーム医療が完全にできていると思った。(看護師)
  • 自施設にとり入れてみようと思うことがあり、とても参考になった。(看護師)
  • 問診表やテンプレートなどのツールがとても参考になった。(看護師)
  • 具体的な内容が多くてためになる内容でした。(看護師)
  • スタッフ同士が情報共有できるよう、毎日ミーティングを行い、有害事象など注意できるよう配慮し、Pt背景などにもしっかり目をむけて、全体で関われていることがすばらしいと思いました。(看護師)

 

次回開催に向けて

4病院(県立広島病院・臨床腫瘍科,広島大学病院・がん化学療法科,広島市立広島市民病院・腫瘍内科,広島市立安佐市民病院・腫瘍内科)での研修を充実させるとともに,学内・院内での連絡・周知の徹底ならびにふるさとドクターネット広島のホームページ上での広報などを実施する。今後も本活動を継続し,腫瘍内科医(がん薬物療法専門医)の育成に尽力していきたい。

 


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