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ほめ育て   七木田 敦(応援隊隊長)

子育て応援隊の七木田です。
 
「イクボス」という言葉を聞いたことがありますか。これは育児のために短期休暇をとった職員と、その職員の仕事を分担した同僚や上司に対し、人事評価を上げる制度のことだそうです。さてイクメン同様、わが国の子育てに根付くでしょうか。
さて質問です。
 
Q1.親の都合なのですが,出かけるとき子どもの機嫌が悪くて支度が間に合わないとか,朝起きないとか,時間や場合に応じた行動ができるよう習慣づけをしたいのですが,どうすればいいでしょうか。
   
ひとつは時間や場面に応じた行動ができたときには褒めまくること。なにかご褒美があってもよいかもしれません。お子さんはお母さんがこんなに褒めてくれるのなら、もう一回やってみようかという気になるかもしれません。でも普通は、できたときどう褒めようかなんてことより、できないときどう注意するか、どうやって叱るか、ということを考えますよね。どうやったら時間通りてきぱきと、一人でできるようになるか。そのためにはどういう指示、ときにはお母さんの声が大きくなるかもしれません。
ただ「親の都合」で身につけなければいけない習慣、それも失敗すると叱られるということが重なっては、子ども自身にもしんどいはずです。このようなお子さんは自分が自分に持つイメージ(セルフイメージ)を小さくし、消極的にしてしまうと心理学では説明しています。
 
 
 
Q2.言葉で説明しても通じず,つい手が出てしまうこともあります。しつけの身に付いた子どもに育てたいと親がむきになり,ヒステリックに厳しくしてしまうこともあります。「3歳まではほめ育て」という話も聞きます。愛情表現の仕方もどうすればいいのか分からなくて,子どもにどのように接するか迷ってしまいます。
 
 
「3歳まではほめ育て」とか「人間の人格は3歳までに決定する」ということはよく耳にします。いわば子育て業界!?では殺し文句の一つです。ただそれが本当かどうかというと疑わしい限りです。人間の人格や性格でも、一生を通じて続くものと考えられます。
何歳になっても、人間は変化していくものです。子育ては難しい作業です。何が難しいといって、成功しても誰もほめてくれないし、なにしろ、何が成功かそのときには見えてきません。「子育ての結果は思春期にあらわれる」ということがいわれています。このごろ思春期の子どもたちで問題になっていることがあります。
「失感情症」、つまり人として必要な喜びや、怒り、哀しみ、楽しみの感情表現が上手く表せない子どもたちが増えているといわれています。その多くが幼少期に、親の期待や要望に過剰に適応して育ってきてしまった子どもたちではないかと考えられています。
 愛情表現には方法もマニュアルもありません。子どもはその年齢に会った愛情表現をすれば、お母さんは自然にそれを受け止めればいいと思います。オーバーなアクションも言葉も必要はないでしょう。お子さんはつたないお母さんの表現の裏に「気持ち」を必ず読みとっていると思います。
 
 
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