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「様々な子育て観」   島津 礼子

 主に、ニュージーランドの保育を対象に研究していますが、その過程で様々な子育て方法や子育て観に出会います。
 
 例えば、日本ではよくみられる乳幼児の添い寝や、おんぶなども、欧米圏では、敬遠される子育て方法です。
 米国の家庭では、「おやすみ」をしたら、赤ちゃんがどんなに泣き叫んでいても、抱っこして、よしよしとはならず、子どもは泣きつかれて眠ることになります。おんぶは、乱暴な子どもの扱い方だとみなされています。もちろん、様々な民族が入り乱れている国なので、一律に論じることはできませんが。
 
 身近なところでは、義弟が欧米圏出身なのですが、子どもが熱を出したとき、風呂に入れるか、入れないかで私の母と意見が異なります。
 子どもの祖母である母は、熱があるのに風呂にいれるなんてとんでもない、悪化すると言い張り、義弟は、発熱によりかいた汗をシャワーで洗い流したほうがいいと主張します。
 この対立には、決着がつかないままです。
 このサイトをご覧になって下さる先生方に、結論を出して頂きたいくらいです。
 
 さて、ニュージーランドでは、親が子どもたちを保育する「プレイセンター」という施設があります。
 わが国なら、保育士、あるいは幼稚園教諭がいることが、保育施設、幼児教育施設の前提なのですが、「プレイセンター」では、保護者だけで保育と運営がされていて、おもしろいなあ、と興味を持ちました。
 ちゃんと政府により認可された施設で、補助金も公布されています。
 
 でも、責任の所在はどうなっているの?本当に保護者だけでうまくいっているの?と日本人なら、聞いてしまいたいところ。
 このあたりのことは、七木田隊長のほうが、お詳しいのですが、「プレイセンター」にお子さんと通っている日本人保護者の方に、こっそり聞いてみました。
 やはり、日本と同様のトラブルはある、それはどこでもいっしょですよ、というお答えでした。
 その方は、パートのお仕事もこなしながら、週に何度かはお子さんと「プレイセンター」を訪れて、子どもと遊び、他の子の保育をしています。
 保育所に子どもを預けることもできますが、ずっと労力のかかる「プレイセンター」を利用する人がいます。その理由は、労力がかかることよりも、子どもと共にすごすことに価値を置き、選択をしたからなのでしょう。
 
 文化差、価値観、社会的通念などにより、子育ての方法は異なってきます。グローバリゼーションが日々進行する今日ですが、子育て方法、子育て観にまで及ぶのは、もう少し先かもしれません。
 
(プレイセンターの写真を添付します)
 
 
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