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お母さんは育児マシーンではありません。  応援隊隊長:七木田 敦

  自称、子育て応援隊の隊長七木田です。2回目の登場です。
  はじめから子育て応援隊・隊長というのを名乗っているのですが、どなたも隊員を名乗ってくれないので、そろそろ隊長の看板を下ろそうと考えています(笑)。
  今回の質問は、仕事を持っている2歳のお子さんのお母さんからです。
 
Q.優しさと甘やかしは違うと思うのですが,結構自分の気分のよしあしで接し方・態度を変えてしまいます。
  いらついて感情的に怒ってしまった後は好きな食べ物を買い与えるのに,普段は欲しがっても与えないなど,一貫性が無いのを自分でもおかしいと思います。
  また日中働いていると,普段我慢を強いている分甘えさせてもいいのではと思い,ついつい我が儘を許してしまいますが,悪影響はあるでしょうか。
 
 
 お母さんは育児マシーンではありません(でもこのごろ機械的な対応しかできないお母さんが増えてきたと知り合いの保育士さんが言っていましたが)。
 一人の人間として、いろいろな気分の時があります。もちろん子どもだってそうですよね。
 お母さんのお子さんに対する接し方は十分に「人間的」だと思います。子どもはこういった関係の中から相手の「こころ」を理解していきます。育児マシーンのような「立派な」お母さんでは自分も疲れてしまうし、子どもも迷惑します。
 よく「母親の存在は偉大で,いつも笑っているだけでいい」といいますが,これは結構難しいですよね。子どもと自然体で接するような気の持ちようは、どうしたらよいでしょうか。これも難しいですね。
 でも自分が野球をしているときなんかを思い出すと、「自然体で」「肩の力を抜いて」なんていうことを意識すればするほど、変に力むし、不自然になったりします。
 「悩み」というものは、自分がひとりで抱え込んでいるととてつもなく重く感じたり、押しつぶされるような感じがします。
 でも他の人も同じような悩みを持っているんだ、とか、その話を聞いてくれた、ということだけでずいぶん楽になることがあります。
 
 そこで私の答えは、「肩に力を入れずに自然体で接しよう」などと思わないこと。そして気のあった仲間と話してみること、です。
 
 
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