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おかあさんといっしょ(1歳~3歳) 富田 雅子

応援隊の隊長である七木田敦先生の研究室で幼児教育学を専攻しています。応援の隊員の一人、富田雅子です。大学院生といっても、実は、20歳と17歳の男の子のお母さんでもあります。

 

この頃は、お母さんになるまでに赤ちゃんを抱っこしたことがない。おむつ替えやミルクを飲ませる等の世話をした経験がない。というお母さんも少なく無いようです。そのようなお母さんに限らず、だれにとっても子育ては未知の世界のことです。そんな未知の世界の子育ての困りごとを聞きたいと思っても、なかなか身の回りに相談できる人もいないのが現状のようです。 

今回も子育てについてのご質問にお答えしていきます。少しでもお母さん方の助けになれば幸いです。

 

Q 1歳と3歳の子どもを持つ母です。下の子が生まれてからは、上の子をかまってあげる暇がありません。そのせいか、忙しい時に限ってぐずぐず言ったり、わざと下の子の遊びを邪魔したりします。二人の子どもに十分な愛情を注ぎたいと思うのですが、なかなか思うようにいきません。

 

本当に子育ては思うようにはいきませんね。私は、結婚するまで幼児教育に関わっていました。自分の子どもは「こんな風に育てたい」「こんな風な子どもになってほしい」とたくさんの夢を描いていました。しかし現実にはそうはうまくいきません。特に子どもが二人になってからは、パニックの連続です。家事も育児も何もかもが中途半端になってしまって自己嫌悪の毎日でした。

 

そんなある日、いつものようにぐずる二人。ちょうどテレビでは「おかあさんといっしょ」をやっていました。そうです。NHKのあの親子番組です。ほら、「おかあさんといっしょ」をやっているよ。と言っても、その日は私から離れません。やりようが無い私は、思い切って二人の子ども達を膝にのせ、「おかあさんといっしょ」を見たのです。どうせ見るならと、大きな声で一緒に歌い、踊り、そして昔話を聞きました。私も久々に童心に帰れたような心地良さがありました。

番組が終わると二人の子ども達は、すぅーと私から離れていきました。仲良く満足気に遊びだしたのです。今がチャンス。夕飯の支度がスムーズにできました。そうか、「おかあさんといっしょ」って、こういうことなのか。子どもが離れてくれて家事がスムーズにできた嬉しさだけでなく、私の心は、ほゎっと温かくなっていました。
 

たまには、肌と肌を寄せ合って「いっしょ」を楽しんでみませんか?子どもたちはおかあさんといっしょにいること。抱きしめてもらうこと。それだけで幸せなのです。

 

 

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