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笑顔のママでいるために(0~2歳) 七木田 敦

 このサイトで子育てについてお話をすることになった応援隊の隊長七木田です。そういう応援隊を見たことがない?はい、確かに。それは、私が勝手に作ったもので、ネット上のバーチャルなものです。本当は一人一人の声を聴いてお答えしたいのですが、そうもいきません。

 

 わが国では少子化がさけばれて久しいですが、子どもの声が身近にないと本当に寂しいものです。これから急激に子ども人口が増えるというのは期待できませんが、今いる子どもたち、それを育てる大人だけでも幸せになる方法を考えていきたいと思います。

 

 このサイトでは、毎回子育てについても質問に一つ一つ答えていくことにします。
「子育てはつらい」「しんどい」という声を聞くことがあります。そのために回答はないかもしれませんが、人間とは面白いものでどんなにつらいときでも無理にでも笑顔をすると、筋の緊張がほぐれ、ストレスが低くなるということが報告されています。まずは「笑顔」の練習といきましょうか。

 

Q 「育児は大変」とか「子どもが何もできないのは当たり前」と頭では分かっているつもりだが,子どもがジュースをこぼしたり,物を壊したりするとつい手が出たりします。とても罪悪感があります。

 

 妻にいつも「子育て」の研究をしながら、「子育て」のことがわかっていないといわれている私です。今は昔になりますが、不覚にもわが1歳4ヶ月の息子の頭を小突いてしまいました。頭に手をやりながら父親を見たときの子どもの顔は忘れられません。本当に悲しそうな、裏切られたような顔。ご相談のお母さんのいう「罪悪感」は、よくわかります。

 ふと冷静になって思ったことはいつもなら許せたはずなのにこのときになぜ手が出るのか、ということです。つまり親がイライラしていたり、疲れているというときにこんなことになるようです。

 

 もうひとつ。この年齢のいたずらや失敗に、「叩く」という行動でお母さんが反応すると、年齢が上がるにつれ、それ以外の手段ではお母さんの言うこと聞かなくなるかもしれません。つまり身体に対する罰はそれだけ効果的で、一旦使うと歯止めがきかないものだと思った方が良いと思います。

 

 手が出る前に、まずは一呼吸、そして「自分はイライラしている」の自覚をしましょう。そして、相手の目を見て、冷静にかつ真剣に、短いことばで、叱りましょう。なぜ「短いことば」が重要なのでしょうか。それは長く「叱る」ことを続けていると、かならず「怒る」モードにスイッチが入ります。これはお子さんにも、そしてあなたの健康にもよくないのでやめましょう。

 

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