開催日時 平成25年9月21日(土),11月21日(土)
開催場所 広島市民病院 西棟4階第1会議室
主催 なんでも症例検討会 代表 大岩寛(広島市民病院 リウマチ・膠原病科)
副代表 遠藤功二(広島大学病院 リウマチ・膠原病科)
副代表 土肥栄祐(広島大学病院 脳神経内科)
参加者 述べ60名(医学部学生数名,初期研修医約20名,その他若手医師等30名)
実施内容の詳細
9月21日(土)
大場雄一郎先生(大阪府立急性期・総合医療センター 総合内科)による症例検討会を二例行いました。
一例は救急科より,大動脈腸管瘻の症例を提示していただきました。もう一例は大場先生の指導する若手医師に結核性髄膜炎の症例を提示していただきました。ともに診断の遅れが重大な結果を招きかねない疾患であり,勉強になる内容でした。
大場先生による「直感的診断-System1を磨くための,snapshot diagnosis シリーズ30題」のレクチャーでは,皮疹のパターンから内科疾患の診断にせまる内容であり,明日からの診療に役立つ内容でした。
11月16日(土)
上田剛士先生(洛和会丸太町病院 救急・総合診療科)による症例検討会を二例行いました。
一例はリウマチ膠原病科からの症例で,もう一例は上田先生の指導する若手医師からの症例でした。
二例とも薬剤の副作用に関するものであり,教訓的なプレゼンテーションでした。その後,上田先生に「浮腫」のレクチャーをしていただき,浮腫の病態・鑑別診断に関して幅広く解説していただきました。
日常診療にすぐ役立つ内容であり,参加した若手医師や,開業医にとっても有意義な内容でありました。
主催者からの声
日本でも屈指の総合診療医・救急医を招聘させていただけたことで,広島の若手のみならず,勤務医・開業医,指導医クラスの医師にも大変な刺激となりました。
症例検討会はいずれも,翌日からの日常診療にすぐ役立てることができる内容でした。
また「snapshot diagnosis」「浮腫」のレクチャーについても日常診療でよく遭遇する病態であり,広島の専門医にとっても勉強になる内容でした。
参加者の声
9月21日
・すべての症例が興味深かったです。また参加させていただきます。
・各症例について鑑別を考えながら議論を進められて良かった。今後役立つと思う。先輩の先生方のディスカッションを聞くと勉強になることが多かった。
・たくさんの知識に触れることができて良かったです。
・症例検討、レクチャーとも勉強になったと同時に,自分の知識不足を痛感しました。
・皮膚疾患に関して,臨床経験のある先生方がどんな鑑別疾患を挙げていたか,思考パターンをうかがえたら良かったと思います。
11月16日
・とても楽しい検討会でした。今回の症例は中毒が二例でしたが,数多くない中毒で特に多いもの,気をつけなければいけないものを教えていただければ幸いです。浮腫の鑑別も非常に勉強になりました。
・さまざまな症例があり大変勉強になりました。
・示唆に富む症例提示で非常に勉強になりました。浮腫の鑑別に関してのレクチャーも非常にわかりやすく,今まで知らなかったことも多く勉強になりました。
・難しかったです・・・薬剤性によるいろんな症状(皮膚、肝障害など)には出会う頻度はすごく高いですが,結局よくわからないままになることも多いので,どちらかというと軽視しがちでした。気をつけます。すごく勉強になりました。ありがとうございました。
・非常にレベルが高く,楽しい勉強会でした。研修医として勉強していますが,やはり医学の世界はとても広いもんだと認識しました。今回の経験をモチベーションに精一杯がんばります。
・浮腫についての分類,鑑別診断など,何を鑑別で気をつけるべきか勉強になりました。
・初めて参加させていただきました。難しかったですが,大変勉強になりました。ありがとうございました。
・症例は2例とも大変勉強になります。すばらしい内容でした。上田先生の講演は大変良かったです。
・前回に続き参加させていただきました。症例、内容はもちろんの事,プレゼンのやり方や質問のやり方まで勉強になります。
・症例検討会,レクチャーともに非常におもしろく勉強になりました。
・貴重な症例で興味深く聞かせていただきました。また参加させていただきます。
・またよろしくお願いします!楽しかったです!
・勉強になりました。もう少し指名してよいと思います。
参加者へのメッセージ
2ヶ月に一度、開催している症例検討会とレクチャーです。若手医師の日常診療における診療能力を伸ばすことを目的としております。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
次回開催に向けて
今後は一年に1回から2回程度、全国レベルの講師を招聘し、広島の医療の発展のために役立つ会にしていきたいです。
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