開催日時 平成25年12月1日(日)
開催場所 広島大学病院 広仁会館
対象 医学生・若手医師
主催 中四国総合医研究会 代表 市場稔久(所属:広島市民病院 救急科)
参加者 医学部学生6名(広島大学・岡山大学・神戸大学)
初期研修医40名(広島大学病院・広島市民病院・安佐市民病院・JA広島総合病院・呉共済病院・
広島西医療センター・三次中央病院 等中四国・関西地方の病院)
その他,中四国各地の大学・医療機関の後期研修医・指導医の先生方13名
実施内容の詳細
昨今,病歴,身体観察の講演やワークショップが多数開催されており,卒前研修のOSCEなどと合わせて,研修医の先生方はより多くの知識を持って医療現場に入って来られます。しかし実際には研修医の先生達が,いきなり重症患者を一人で診察することは少ないと思います。まずは,上級医に,「あの検査だしといて」と言われ,検査結果が出たら「何を考える?」。これが現実にもっとも遭遇している場面ではないでしょうか。
本セミナーは,ERマガジン「レジデント技術全書」に沿って,レクチャーとワークショップを行います。
内容は,救急医や専門医にとって必要な知識でなく,全ての研修医にとって必須の知識の習得を目的としています。
また,今後,本セミナー,レジデント技術全書の改善・向上のために,皆様のご意見・ご協力も頂ければと考えております。
主催者からの声
50名を超える参加者,出版社の方を迎えて,第一回レジデントセミナー(検査と処置)を終えることができました。すべての医師に必要な救急初期診療時に必要な検査と処置について,講義だけでなく,実際にエコーを使ってのワークショップも行い,大変有意義な時間となったと思います。
救急医療は専門的であると考えられがちですが,多くの病院,多くの地方では,救急医療を専門としない他の診療科の医師が救急診療にあたっている現実があります。そういった医療者にとって,最低限知ってほしいことを伝えることができ,明日からの診療に役立てたのではないかと思っております。
参加者の声
・明日からの診療に役立つと思いました。
・こんなに楽しいセミナーは今までなかったです。
・各項目が,コンパクトにまとまっていて勉強になりました。
・是非,来年も参加したいです。
・エコーを実際触れたのが良かったです。もう少し時間があればよかった。
・実際の患者さんのデモがあれば,より実践的だったと思います。
・自分の研修病院に帰って後輩にも伝えたいです。
参加者へのメッセージ
今回広島で第一回レジデントセミナー(検査と処置)が開催されました。おそらく検査と処置に絞った会は全国的にも珍しいのではないかと思います。しかも本セミナーは,実際臨床現場でバリバリの10年目前後の各専門医が,研修医に最低限知っておいてほしいことに絞って講演しており,明日からの救急診療に役立つ知識を提供することができると考えております。
第一回セミナーでは実際に,エコー8台も使用して,講義だけでは得られない知識を体得できました。今後とも,セミナーを開催していければと考えておりますので,何卒よろしくお願い申し上げます。
次回開催に向けて
今回は,準備期間,講師の集まる機会が少なかったため,より詳細な症例設定によるワークショップを開催することが出来ませんでした。大人数を集めての今回のような会に加え,より少人数で実際の臨床現場に即した,ワークショップの開催ができればと考えております。
また,より多くの方々に本セミナー,また内容を知っていただくために,書籍化を含め行っていく予定です。
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