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神石高原町からの便り

 平成25年7月16日

 神石高原町

 

神石高原町(じんせきこうげんちょう)

沿革

 平成16(2004)年11月5日,油木町・神石町・豊松村・三和町の4町村が合併し誕生。

 

人口 

10,404人(平成25年6月1日現在)

老年人口比率43.5%(65歳以上)

 

交通アクセス

 

車でのアクセス(広島空港から 66km)

JR+車でのアクセス
 山陽自動車道--福山東IC~30km
 中国自動車道--東城IC~29km
 JR山陽本線--福山駅~33km
 JR芸備線--東城駅~30km

 

 

神石高原町は広島県の東部,中国山地が南に張り出した高原に位置しています。標高400mから500mという寒暖差の大きい特性を活かし,昔からコンニャク芋,椎茸などの特産品が豊富です。近年ではピオーネや豊松産トマトも栽培され農産業の発展に一役買っています。さらに,この地で育った黒毛和牛は神石産広島牛としてブランド化され,全国でも高い評価を受けています。

 

65歳以上の高齢者が総人口の43.5%(平成25年6月現在)を占めるこのまちでは,農業を利用した過疎化防止のための定住促進にも力を入れており,トマトの生産者を誘致するトマト団地や定住促進住宅などの新しい試みが行われています。

 

また,広域交通体型は,まちの中央部からやや東側に,岡山県新見市と福山市を結ぶ国道182号が縦断しており,中国自動車道,山陽自動車道へのアクセスも容易。日本五大名峡にも数えられる国定公園帝釈峡をはじめとした,自然豊かで風光明媚な環境を活かした多様なリゾート・レクリエーション施設を利用した観光にも力を入れています。住民と行政が協力し合い,農業をはじめとする地場産業の活性化,企業立地の促進,新たな産業の育成など,地域経済の活性化に向けた取り組みを強化しまちの活性化を目指しています。

 

国立公園帝釈峡

神石産広島牛

 

『認知症未対応者ゼロ』の町を目指して

県内でも有数に高齢化が進むわが町では,『認知症未対応者ゼロ』の町を目指して,様々な取り組みを行っています。

 

地域包括支援センターの取り組みとしては,まず平成19年度から『認知症サポーター養成講座』を開始し,地域住民や小・中学生などを中心として,現在までで1,300人を超えるサポーターが誕生しました。この講座では,認知症の症状等をわかりやすく説明するために,町内にいる11名のキャラバンメイトが寸劇を行うなど,工夫をこらして開催しています。町人口の1割強が認知症サポーターとなったことで,認知症が発症しても住み慣れた地域で暮らしていける町づくりを進めています。

続いて,平成20年度から,介護認定の基本チェックリスト等により対象者を募った『脳いきいき教室』を開始しました。この教室は,体操・ゲーム・歌・太鼓・回想などのメニューで楽しく脳を活性化し,認知症を予防するもので,現在まで定期的に開催しています。

 

寸劇で認知症の症状を説明

その後ワークショップで理解を深める

『脳いきいき教室』の様子

 

『にこにこ介護塾』の様子

 

平成24度年からは,認知症高齢者の家族を対象とした『にこにこ介護塾』が始まり,正しい介護方法の習得と介護者同士の交流促進を図っています。

 

また,同年11月には神石高原町立病院に『もの忘れ外来』が開設され,医師による問診や血液検査,CTの画像診断等を行い,認知 症かどうか,認知症だとすると何に起因するものか等の判定をし,投薬治療や介護者支援等を行っています。

 

また同時に,地域包括支援センターに認知症対策の看護師を配置し,保健師や地域の民生委員,居宅介護支援事業所等から認知症の疑いのある高齢者の情報を集め,対象者を定期訪問して状況確認を行い,『もの忘れ外来』への受診につなげています。

 

『もの忘れ外来』担当医による講習会

 

このように,医療・福祉・保健・介護が緊密に連携し,地域の高 齢者を支援していく体制づくりを推し進め,町全体のテーマである『人と自然が輝く高原のまち』を目指しています。


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