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安芸太田町からの便り

 平成25年5月29日

 安芸太田町

 

 安芸太田町は…

安芸太田町は広島県の北西部に位置し、町の中心を南北に貫くように中国山地の恵みを瀬戸内海へと届ける、我が町のシンボル太田川が流れています。

町北部の西中国山地国定公園内には、国の特別名勝の三段峡や、広島県最高峰の恐羅漢や春の山焼きで知られる深入山をはじめとした山々が点在しており、登山、渓谷散策、スキーなど年間を通じて観光客が訪れます。

安芸太田町のホームページはこちら。

 

どうする人口減。地域資源を生かし活性化を!

全国の中山間地域は過疎化が問題となっていますが、豪雪地帯でもある本町では特に少子高齢化が激しく、人口減少は町の存続に関わる大きな問題です。

町では、これらの打開を模索し、平成22年度官民協働による「未来戦略会議」を立ち上げ、協議を重ねました。その結果、町内にある地域資源「人材、観光資源、農林水産物」を生かして、「健康・癒し」をキーワードにした安芸太田ブランドを確立し、地域経済の活性化を通じて雇用の確保、若者定住や住民の生きがいづくりをしていこうと決意し、全町で地域おこし活動に取り組んでいます。

 

自然の中で健康に「森林セラピー」

平成23年にはヘルスツーリズム推進協議会を発足させ、「森林セラピー」などの新事業をスタートしました。森林セラピーは、森の中で歩行や森林内レクリエーションなどを行い、心身の健康維持、増進、疾病の予防を目指すものです。
平成24年3月に森林セラピー基地として認定を受け、町内に4つのコースを設定し、案内役になってもらう里山ガイドの育成にも取り組んでいます。平成25年5月に、森林セラピー基地&ロードがグランドオープンします。 詳しくはこちら

 

今後はさらなる内容の充実とPRにつとめ、多くの方に町自慢の自然を満喫することで心身の健康を向上していただけるようにと考えています。

 

 

日本一のウォーキング大会へ

本町では、平成14年から町民の健康増進のためにウォーキングの普及を行い、町民が結成した運動クラブよる月例ウォーキングや指導者養成講座などを実施し、ウォーキング人口を増やしてきました。

 

さらに町内をウォーキングしている人を何とか活用できないだろうかと教育委員会や警察署などの連携で「動く子ども110番」事業を立ち上げ、300名を超す住民が、朝、昼、夜のウォーキングに合わせて、地域の安全点検、見守りを行うようになり、独居高齢者や子どもたちの見守りや声かけ運動が広がっています。 

 

平成19年度からは「全国規模のウォーキング大会開催」を目指して、「もみじウォーク」を毎年開催しています。紅葉に彩られた自然を満喫してもらえるように開催日を秋にし、山間部を巡る2km~30kmの距離の異なる数コースを設けています。町外にも広く参加を募って参加者1000人以上達成を目指しています。目標達成まであと少しとなっています。

 

~安芸太田の挑戦~ おもてなしの心でお出迎えします

今年で4回目を迎える、町内を巡る全長88km高低差854mのコースを制限時間13時間で走る「安芸太田しわいマラソン」も年々注目を浴びており、昨年は全国から400人のつわものランナーが参加しました。

 

「しわい」とはこの地方の方言で「過酷、しんどい」という意味です。この大会は、運営する実行委員会メンバーのほとんどが、町民のボランティアという点が特徴です。選手は、沿道からの町民の声援を受けながら走り抜けていきます。

 

平成24年10月、町女性職員が、互いに意見を出し合いながら町の活性化に取り組もうと「安芸太田AKO」を結成しました。

 

お揃いの制服に身を包んだ女性職員たちの笑顔があふれる「おしい!のぉ~。安芸太田」観光PRポスターと動画を作成したところ、メディアで取り上げられ注目を浴びました。

 

AKOメンバーは町内イベントに出演し、町のPRとおもてなしに取り組んでいます。

 

こうした町民自身による地域おこしが実を結び、町外の人との交流を持ちながら町民が心身ともに元気で楽しい日々を送れるように、中山間地域の小さな町ならではの、心温まる元気を発信していきたいと思っています。
ぜひ、豊かな自然や森林セラピーやもみじウォークを体験しに安芸太田町へお越しください。

 

~安芸太田町地域包括ケアシステムの取組み~

 安芸太田町内の乳児から高齢者まで、地域住民が生涯にわたり、住み慣れた地域で、地域の人たちと関わりを持ちながら健康に生活できるように、保健・医療・福祉が連携し、最適なサービスを一体的に提供できる地域包括ケアシステムの構築を図るため、委員会を設置し、その取組みを開始しました。
特に、地域医療の確保は緊急の課題であり、地域住民と一体となった取組みが必要となります。取組みの事例をまとめ報告します。

 

発信する

 病院シンポジウムの開催

安芸太田町の保健・医療・福祉を維持・発展させるための取組みを実現するため、地域医療の現状を正しく住民に理解、考える場を提供するため、住民向けシンポジウムを開催しました。
  日 程: 平成24年9月30日
  テーマ: ふるさとで生きて逝く
  講 演: 中村伸一氏(福井県おおい町名田庄診療所所長)

 

 地域懇談会の実施

安芸太田病院医師や看護師などが各地域に出向き、町の医療の現状を報告し、住民と懇談会を行いました。
  日 程: 平成24年6月
  テーマ: 安芸太田病院をめぐる医療情勢について

 

守る

医療を守る住民サポーターの結成

 地域医療の現状を正しく理解し、考える活動を行うとともに地域医療について共に考えていけるための活動を行うため「安芸太田町の医療を考える会」を結成する予定です。
地域住民約20名の参加があり、これからの活動に対して勉強会を開催しました。広島県地域保健推進機構の古川正愛先生に講演会をしていただき、その後、自分たちで地域医療を守る取組みについて話し合いました。 

 

連携する

地域包括ケアシステム推進委員会構築計画部会の開催

地域包括ケアシステムの推進を図るために民間を含めた保健・医療・福祉の各担当が一同に会する検討組織を立ち上げ、課題解決へ向けた取組みについて具体的に検討し、計画書を策定しました。今後、計画書に沿って地域包括ケアシステムの具体的な取組みを行っていきたいと思います。

 

育む

医療系学生向け実習

広島県地域保健医療推進機構主催の地域医療セミナーをはじめ、県内外の地域医療を志す医学生等を対象に医療現場での体験学習を受け入れています。
また、町内中・高校生を対象にふれあい看護体験として職場体験を実施しています。

 

福祉医療教育支援奨学金制度

将来、安芸太田町で保健医療福祉業務に従事する医学生等を対象に奨学金を貸与し、人材の確保を行っています。 

 

広島県地域保健医療推進機構のご支援をいただき、これからも皆様の知恵を集め、それを皆さまの力で活かし、地域医療を守り・育てていく活動につなげて行きたいと考えています。

 (安芸太田町健康づくり課)


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