開催日時:平成24年8月9日(木)14:00~15:30
開催場所:北広島町役場 会議室
内 容:講演会「命の宝箱 ~救急車に乗る前の心がけ~」
講師 広島市立安佐市民病院 土手慶五 医師
参加 者:95名
講演内容
◯救急搬送される事態となった時,本人から必要な情報を医師等に伝えられない状況になっていることが多くある。よって,命の宝箱として必要事項を記載した用紙をペットボトルに詰めた,「救急キット」を冷蔵庫に保管する方法が有効となるので,是非一度,ご家族と話をする場をもってもらいたい。
◯その他,「中山間地域においては,『支える医療』を地域ぐるみで考え,推進していく必要があること」や「そのためには,ご近所同士,地域包括支援センター,かかりつけ医,基幹病院等が連携し「地域医療」を維持しなければならないこと」などが挙げられた。
◯最後には,熱中症予防や総合病院への受診の仕方など,日頃聞けないことについて話しがあった。
参加者の声
参加された皆さんは熱心に聴講され,「講演はよく分かる内容で ,これからの生き方の参考になった。」との感想が多くありました。
また,「先生が話された救急車に乗る前の心がけをして,家族が慌てないように準備をしていきたい。」「先生が勤務されている安佐市民病院が,身近に感じられた。」など,アンケートでは多くの感想が寄せられました。
主催者から
医療体制や医療の受け方などについては,行政側から住民に伝えにくい内容であり,これまであまり講演のテーマとしては取り入れてこなかった。
先生の御人柄もあるとは思うが,単なる講演の講師と言う立場だけではなく,日頃の診療場面から医師として感じておられることを率直に話していただいた事がとても印象的で,住民の心に響いていったと思う。
総合病院に勤務はされているが,北広島町内で診療してくださっているからこそ,医療体制を広域的に考え,北広島町の住民にとって今後何が必要なのかなどについて示唆してくださったと感じた。
救急キットも住民自らが作成することで,救急時に思いを馳せることになり,安心感にも通じると思われる。講演直後,保健課に「キットの作成を推進してほしい。」との意見を言われた住民の方もおられ、反響が大きかったことがわかる。
医療費や介護給付費が高騰する現状の中で、今後も住民とともに北広島の医療の在り方など考えて行きたいと思う。さらに,医療体制の充実を図ることだけではなく,住民自らが医療を守るために何ができるのか考える場を作っていきたい。
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