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庄原赤十字病院
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庄原赤十字病院の紹介(2回目)
庄原赤十字病院 内科 舛田裕道先生
ふるさと通信へ当院紹介が掲載されるのもの二回目となります。今回は赴任3年目の私が庄原赤十字病院を紹介させて頂きます。
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当院は療養型病床を含め310床であり、現在新病棟を建築中です。来年度から順次新病棟への移動も始まります。地域の急性期医療を担う中核病院として、特殊な疾患を除き、広島市内の大病院と同一のレベルを目指した医療(診断から治療まで)を提供することを目標に、日々全員で努力しております。高齢化・過疎化に伴い地域病院の統廃合が進む中、多様化・専門化する患者ニーズに応えるべく施設拡充をすすめる当院は少し珍しいかもしれません。
自分の所属する内科(循環器内科は独立)は医師11名(院長先生、スッタフ5人、後期レジデント5人)で日常診療にあたっております。外来が週2回、30~40人/日程度診療します。それ以外の日は腹部超音波・内視鏡検査・ドック内視鏡検査等を行なっております。また二次救急医療指定病院であり週に2回程度午前・午後問わず救急当番として急患対応にあたっております。スタッフの先生方は消化器専門医の方が多く、午後は下部内視鏡検査やERCP・ESD・TACEといった特殊検査を行なっています。とはいえ対応疾患のほとんどは肺炎、脳梗塞といった高齢者のcommon diseaseが中心です。時には重症感染症・敗血症等の内科emergencyな疾患に対して透析治療を含めた集学的治療を行うこともあります。
当直は概ね平日・休日1回ずつの計2回です(この他に待機あり)。一人全科当直体制です。”断らない”を理念に小児~救急車対応までを行います。各科待機の協力体制が構築されており、各人支え合いながら救急医療を維持しております。

この地域に赴任して3年になりますが、常に感じていることがあります。
1つは患者さんが温かいということです。医療を提供する側にある自分たちが、逆に患者さんに「風邪を引かないように」「先生も健康に気をつけるように」と声をかけて頂くことが非常に多いです。地域の方々にこの病院がとても大切にされているのだと感じます。
もう1つは職種を超えた連携の速さです。コメディカルも含めお互いが顔を知っており直接に情報の交換・共有が図れることから、検査・処置・リハビリ・退院調整等ストレスなく物事が運ぶことが多いです。大きすぎず・小さすぎずの規模だから可能なのかもしれませんが、庄原日赤の非常に誇れる面だと感じてます。
中核病院勤務ではありますが、地域医療に従事して3年がたちます。これから先も地域での医療に携わっていきますが、その時々の診療スタイルのなかで常に自分の最善が尽くせるように、日々努力していきたいと思う今日この頃です。
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