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県立広島病院(平成23(2011)年4月1日現在)
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地域医療のスタートを目の前に
県立広島病院 研修医 亀山和也先生
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[県立広島病院] |
自治医大卒業生ということもあり、来年度より、場所は未定ではありますが、地域の中核病院で勤務することが決まっています。僕にとっては本格的な地域医療のスタートであり、それを目前に控えた今、地域で医療を行っていくことに、期待と不安が入り混じっています。
「地域医療がしたい」と思って、僕は自治医科大学に入学しました。でも、その当時、実際に地域医療ってどういうものなのだろうかというのが、あまりにも漠然としすぎてわかっていませんでした。大学入学後より、地域医療研修や地域医療を実践しておられる先生方の話を聞いていく中で、地域医療について考える機会は増えていきました。
とはいうものの、現時点で「地域医療とはどういうものか。」この答えについては自分の中ではまだ見つけることができていません。地域で実践する医療、これが地域医療なのでしょうが、地域医療についてはまだまだ経験が少なく、自分のスタイルというものもまだわかっていません。これから行く先々でさまざまな先生方を見て、自分のスタイルを確立していければいいなと思っています。
正直に言うと、いまは地域医療に対して不安な気持ちのほうが強いですが、そんな中でも僕には地域医療を行っていくにあたって目標があります。それは、地域に必要と思われるような「人」になるということです。あえて、「医者」ではなく「人」としたのは、医者としての立場のみではなく、地域住民の一員として、地域の中に溶け込みたいという思いがあるからです。地域での行事などにも積極的に参加しながら地域の方々と交流を深めることができたらなと思っています。
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[同期の皆さんと] ※右端奥が筆者 |
今後、さまざまな地域でみなさんにお世話になることがたくさんあるかと思います。その際は、どうぞよろしくお願いします。
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