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機構ブログ

2018年 2月 7日

タスマニア

 地域医療支援センター部長のHです。
 これまで連続で取った休暇の最長は28連休です。大学に4年余り教員職で務めていたことがあり,転職する際に思い切って長期休暇を取ることにしました。
 で,何をしようかと考えて,目的地としたのがタスマニアでした。オーストラリアの右下(南東)にぶら下がっている北海道の8割くらいの大きさの島です。美しい自然の写真が印象的だったのと,南半球なので年末年始が夏であることが選択の理由でした。
 小型のレンタカーを借りて,家族で一泊7千円程度の小屋を借りて旅行したのですが,日本の常識とはずいぶん違いを感じました。
 
 最初に驚いたのが,道路標識の少なさと道路づくりの簡素さです。
北海道の8割の土地に北海道の10分の1ほどの人口しか住んでいないので,できるだけお金をかけずに,道路を整備する必要があります。工事費の節約のためにできるだけ地形に沿って作るためうねうねと曲がりくねったところも多く,路肩の排水設備もありません。また,道路標識も必要最小限しかありません。
 スピード制限の標識もあるにはあるのですが,数十kmの間に1本だけ。下の写真にあるように,制限時速は100kmです。こんな曲がりくねった道でそんなスピードが出せる訳はないのですが,要はこの区間は最高でも100kmしか出してはいけないというだけで十分で,後は自分で判断して適切なスピードで走れということのようでした。合理的と言えば合理的です。日本の道路を走ると,これでもかというほど多様な規制標識や注意標識があります。なくてもいいじゃないかと言えばそうかもしれません。全部が要らないとは言いませんが,私たちが当然だと思っている「常識」とは違う考え方もありうるということを理解することも,大切かもしれません。
 
 今年生まれた子どもが80歳になるまでに日本の人口が半分以下になると言われている中で,これまでの常識を超えた見直しが,社会の色々な面で必要になってくるのかもしれません。

 



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