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「男の子 女の子」   島津礼子

 私は男の子を育てた経験がありません。
 研究者としては、色んな子どもたちを見たり接したりしてきましたが、それは言うまでもなく親と子の向き合い方とは、ずいぶん異なるものだといえるでしょう。
 私が男の子育ての大変さ、不思議さ、楽しさを学んだツールは、西原理恵子さんの「毎日かあさん」です。全国紙に連載されているこの漫画は、その紙名から「毎日」と冠されていますが、それはいみじくも、親となって命を預かったからには、ただもう一日の休みもなく「かあさん」だよね、ということを思い起こさせてくれます。
 「毎日かあさん」に登場する子どもは、西原さんの息子さんと娘さん、その友だちです。
 お兄ちゃんである息子さんは、とびだしていったら帰ってこない、ランドセルをどこかに置き忘れてくる、お道具箱の中身は大親友の石ころ君と釘君など、型にはまりきらないタイプです。
 対照的に妹さんは、しっかり者で思いやりがあり、お料理大好き、お買い物大好きな女の子として描かれています。
 「かあさん」は破天荒な子どもたちの言動に接して、顔色が黄や緑、時には紫になったりします。
 「エビフライマンになる」といって、砂場で砂まみれになる息子に対して、「もう、かける言葉がみつからない」と感じたりします。
 私をはじめとする読者は「うちの子と一緒」「もっと大変そう!」「元気でいることが一番」などと共感したり、子育てに対して気楽に考えられるようになったりするのではないかと思います。
 
 
 田島信元・田島啓子(2008)によれば、男の子にも女の子にも「抑制タイプ」と「非抑制タイプ」のお子さんがいます。
 「抑制タイプ」は、慎重でじっくり考えてから取り組み、始めるまでは長くかかるけれど、長く取り組むタイプです。このタイプのお子さんに、親は子どもを尊重して対等に扱い、アドバイザーに徹するほうがよいそうです。
 「非抑制タイプ」のお子さんは、明るく人懐こく、気軽に何かに取り組めるタイプです。このタイプのお子さんには親の意見を率直にぶつけ、子どもの意見も積極的に聴きながら育てていきましょう。
 こういった子どもの気質だけでなく、日常の様子をよくみて、見守ったり声を掛けたりしてください。
 でも、「元気でいることが一番」ですから、気楽に。
 
参考文献:
西原理恵子「毎日かあさん」http://mainichi.jp/feature/kaasan/
田島信元・田島啓子(2008)『男の子の育て方』『女の子の育て方』大泉書店.
 
 
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