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排泄のおはなし(1)   津川 典子

 今回から何回かにかけて、排泄の自立について書きたいと思います。
 
 
 子どもにとって、排泄が自立するということは、人生の中でも一大イベントのようです。
 そして、子育て支援センターでの相談件数が多いのも排泄についてです。
 お母さん、お父さんにとっても早く取れてほしいけど、いったいどうやって取ったらいいの?と思われることのようです。
 最近は、「保育園がやってくれるから、早く保育園に行かせばいい」と言われる方もいらっしゃって、保育者としては苦笑してしまいます。
 
 保育園では、自分で排泄できるという結果だけではなく、そこに至るまでの過程を大切にしています。
 保育者は「排泄はとても繊細なこと」と捉えていて、排泄が自立するまでに、「自分のことは自分で決める」ということを学んでいると考えています。
 ですから、どんなに小さくても子どもの人格を尊重しながら声をかけ、子どもが決める機会をしっかりと確保しようと努力しています。(そういう努力をしている園を私は尊敬しています)
 
 0歳の時、おしめを替える前に、「今からおしめ替えるね」と声をかけます。まだわからないと思うような赤ちゃんでも、ちゃんと聞いています。
 おしめを替える時に、「おしりをあげてね」といいながら替えていると、そのうち体を自分で調整できるようになり、自分でおしりを上げてくれるようになります。
 その時には、「お手伝いしてくれてありがとう」と保育者は声をかけます。
 
 そのようなことを毎回、毎回、勤務の都合がつく限り、できるだけ同じ担当者が行います。
 排泄と食事は、子どもにとって本当に繊細な問題です。子どもは、信頼した人におしめを替えてもらい、食事を食べさせてもらいたいのです。
 その証拠に、人手がなくて、たまたまお手伝いに入った人がおしめを替えようとすると、子どもはとても不安がったり、嫌がったりします。
 
 そのような丁寧な関わりがベースとなって、「おしめはずれ」が始まります。
 大人がおしめをはずす「おしめはずし」でもなく、トレーニングをする「トイレットトレーニング」でもないのです。子どもが養育者との関係性の中で、その養育者を信頼した時、「トイレでおしっこしよう」と決めるのです。
 
 この話は次回に続きます。
 
 
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