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女性医師インタビュー(広島市立安佐市民病院:金子真弓先生)

ひろしまで活躍する医師の、生の声をご紹介!女性医師インタビュー

全ての医学の根幹を支える病理
後輩女性医師の活躍にも期待

広島市立安佐市民病院
病理診断科 主任部長
金子 真弓 先生

プロフィール

広島県出身

1992年
広島大学医学部医学科卒業、広島大学大学院医学系研究科博士課程(病理系専攻)入学
1997年
同上卒業(医学博士取得)、広島大学医学部第二病理 助手
1997~1998年
カナダ、トロント大学付属病院、Sunnybrook & Women's College Health Sciences Centre研究員
1998年
広島大学医学部第二病理 助手
2000年
同 学部内講師
2003年
広島大学大学院医歯薬学総合 研究科病理学助手・学部内講師
2005年
広島市立安佐市民病院 臨床検査部・病理部 医師
2006年
同 副部長
2008年
同 部長
2013年
同 主任部長
2014年
病理診断科 主任部長

写真1

医師を目指したきっかけを教えてください。

母親が胃がんを長く患い、子どもの頃からがん患者と生活をして行く中で、病気というものが身近な存在でした。人が病気になると、体の中でどのような変化が起こっているのか。がんとは何なのか。そういったことに自然と興味を持つようになったのです。だから最初は、医師を目指したというより、医学を勉強したいという気持ちだったと思います。

病理を選んだのは、なぜですか?

写真2

病気を掘り下げ、どういう成り立ちで病が起きるのかを解明する病理学には、全ての医学の根幹を支える重要な役割があると思ったからです。それに、学生時代から顕微鏡を見ることが好きだったということもありますね。観察する細胞は動きませんが、その細胞の画を見ることで、細胞が何をしているのか、あるいは、時間を遡って何が起こっていたのかということを推測することもできます。顕微鏡を通して、細胞のふるまいや営みを垣間見られるということに、とても興味を持ちました。病理は非常に専門性が高い領域ですので、20年以上病理医をやっていますが、極めたと感じることはありません。奥が深くて、まだまだ日々精進と思う毎日です。

病理医としてやりがいを感じるのは、どんなところですか?

患者さまと直接お会いする機会はあまりないのですが、特に腫瘍の最終診断では、病理医が果たす役割が非常に大きいので、とてもやりがいを感じています。また亡くなられた患者さまのご遺体を病理解剖することもあります。死因がよく分からない方も少数ですがいらっしゃいますし、具体的にどういうことが末期に起こって亡くなったのかという詳細なことも、解剖することによって詳らかになることがあります。個人的な出来事になりますが、私の祖母は当院で亡くなり、その際、祖母を解剖しました。祖母の体の中で何が起こっていたのかを自分の目で確認することで、生前に訴えていた症状にも納得でき、「ここまでよくがんばってくれたな」という思いと共に、看て下さった全ての方々のご尽力を再認識し、感謝の気持ちで見送ることができました。

安佐市民病院の勤務環境について教えてください。

各科の垣根が低くアットホームな雰囲気があり、連携が取りやすいと感じています。医師同士だけでなく、コメディカルスタッフとも協力しやすい体制が整っているので、一体感をもって医療に取り組むことができる病院ではないでしょうか。女性目線でいうと、女性専用の快適な当直室もありますし、女性更衣室にもベッドが用意されているので、体調にトラブルがあった場合にも安心して利用することができます。

病理診断科についてはいかがですか?

写真3

当院はがん拠点病院として、広島県北部および山陰という、とても広いエリアをカバーしているので、臓器にあまり偏りなく様々な症例を経験することができます。大変珍しい疾患にも毎週のように遭遇しています。病理を学びたい人にとっては、とてもいい病院だと思います。常勤の病理医は私1人ですが、プロフェッショナル意識がとても高い臨床検査技師の皆さんや、高度な知識を持った医療クラークなど、スタッフに大変恵まれています。これだけ大きな病院でありながら、病理医が少ない体制でもやってこられたのは、素晴らしい病理チームのサポートのお陰です。

県外の方へ広島の魅力をアピールするとしたら、どんなところですか?

写真4

写真5

迷わず、サンフレッチェとカープでしょう! プロサッカーとプロ野球の本拠地がある広島は、スポーツファンには最高です。特に私はサッカーファンなので、サンフレッチェ広島を応援するサンフレ医会にも参加しています。選手と交流する機会もあり、年に一度の総会は毎回とても盛り上がります。

後輩医師の皆さんへメッセージをお願いします。

全国的に病理医不足が深刻になっていますが、広島も例外ではありません。ですが一方で、学会に行くと、最近は若い女性病理医が増えていることを感じます。病理医は家事や育児などの時間的制約があっても続けやすい仕事です。当直がなく、入院患者さんを受け持たないので、原則、夜間に呼び出されることもないため、自分で時間を調整しながら働けるという点も魅力なのではないかと思います。男性はもちろん、多くの女性医師の皆さんの活躍も期待されています。


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