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女性医師インタビュー(広島大学病院:横林ひとみ先生)

ひろしまで活躍する医師の、生の声をご紹介!女性医師インタビュー

私の軸は、医者として働くこと、
家族を大切にすること、人の役に立つこと。

広島大学病院 皮膚科
横林 ひとみ 先生

プロフィール

大分県出身

2003年
広島大学医学部医学科卒業
2003~2004年
広島大学病院 皮膚科研修医
2004~2005年
北九州総合病院 研修医
2005~2006年
東広島医療センター 皮膚科レジデント、結婚
2006~2009年
国立国際医療研究センター 皮膚科レジデント
2008年
皮膚科専門医取得
2009~2010年
国立国際医療研究センター 皮膚科臨床研修指導医
2010年
広島大学病院 皮膚科医科診療医
2011年
産休・育児休暇
2011年11月
広島大学病院 皮膚科非常勤医師
2012年10月~
広島大学大学院 医歯薬保健学研究院 統合健康科学部門 皮膚科学 博士課程入学

写真1

医師を目指したきかっけを教えてください。

祖母の入院がきっかけです。当時、高校生だった私は、病気の祖母に何もしてあげることができませんでした。その歯がゆい気持ちと、医師である父の姿がつながり、困っている人の役に立てる医師になりたいと思うようになりました。

皮膚科を選んだのは、なぜですか?

写真2

皮膚科は医師だけでなく、患者さんにも経過が目に見えて、分かりやすい科です。医学部時代の実習で、色々な科をまわって勉強させていただいた時に、皮膚科で患者さんと医師が症状がよくなった喜びを共有し合っている場面に遭遇したことがあります。その時の患者さんの表情が、後々まで強く印象に残っており、診療によって患者さんと喜びを共有できるということが、大きな決め手になりました。

広大病院に来られた経緯を教えてください。

写真3 保育園の夏祭りに親子で参加。院内にある保育園なので、お迎えもすぐに行くことができます。

あらゆる皮膚疾患に対応した研修ができることから、初期研修先として同院を選びました。医師3年目の時に結婚をし、総合診療医である夫とともに、4年間ほど東京で過ごし、働きましたが、いずれは広島に戻るという前提でした。広島に戻った当初は同院でフルタイムの臨床医として勤務し、その後、出産・育児休暇を経て、子どもが生後10ヶ月の時に復職しました。週1回の非常勤からスタートさせてもらいました。その後院内の保育園に預け、勤務日数を増やし、現在はもっと診療技能を磨き、より専門性を深めるため大学院で研究を行っています。

出産や育児で仕事を離れることに不安はありませんでしたか?

写真4

身近な先輩にも育休から復帰されている先生もいらっしゃいましたし、非常勤で週1、2回という働き方の選択肢もあったので、仕事を離れる不安という点ではあまりなかったかもしれません。多分まだ離れたらどれだけ忘れるかとかいうのをイメージできていなかったのだとは思います。それと私は専門医の資格を取得してから子供を産みたいという希望を持っていて、それが幸運にも出来ていたので、気持ちの上で少し余裕を持って休むことができたのかもしれません。科によって条件も違うし、出産は年齢のこともあるので、色々な選択肢があっていいと思いますが、私は専門医を取得して産休に入られた先輩を見たり、信頼する上司に専門医を取っておくといいよと勧められたので、自分もそうしたいと思い、専門医を取得しました。ただこれからは専門医取得などに限らず、子育てしながらでもキャリアを積むことができるようなシステムが望まれているのではないかと思います。

大学院ではどのような研究をなさっているのですか?

写真5

メインテーマは、夫と共同で行っている研究で、産休・育休中の女性皮膚科医によるITを用いた在宅・僻地診療支援についてです。在宅・僻地の医師が皮膚疾患の写真を撮り、産休・育休などで現場から離れている皮膚科医に、セキュリティの担保されたITを用いて相談するシステムの研究をしています。私自身も皮膚科医として相談に対応しましたが、産休・育休中にも臨床の現場と関われることは医師として意義のあることだと実感しました。在宅・僻地の医師にとっても、患者さんに的確な処置ができるという、双方にニーズのあるシステムです。もちろん僻地・在宅において皮膚科医にかかることが困難な患者さんが皮膚科医の診断を受けられるという点でも大きなメリットと言えます。

女性医師が働き続けるために、どのようなことが必要だと思われますか?

写真6

家族や職場の理解とサポートは不可欠です。その点家族にも職場にも大変感謝しております。また女性医師の増加に伴い復職支援制度がさらに充実してくることが、期待されますが、子育て中の女性医師に限らず、すべての医師が働きやすい環境づくりが大切ではないかと思っています。私自身は自分に何かできることはないかと考え、子育て真最中ですので、子連れで参加できる勉強会を開催しています。一般の勉強会は夜間に行われることが多く、参加したくても難しいことが多かったので、同じような境遇の女性皮膚科医の先生たちに声をかけて始めました。医療に関すること以外にも、働き方や子育ての悩みなども相談したり、情報交換したりできる場になっているので、毎回楽しみにしています。

後輩の女性医師の皆さんへメッセージをお願いします。

写真7 休日は自然の中へドライブに出かけるのが楽しみ。趣味のカメラで撮ったお気に入りの1枚。

結婚や出産などで、休職・離職すると、復職が難しいのではと心配される人も多いと思いますが、まずは本人が、働きたいという気持ちを持ち続けることが大切なのではないでしょうか。私の場合「医者として働くこと」、「家族を大切にすること」、「人の役に立つこと」という3つが自分の軸になっています。医者としてでも、人としてでも、女性としてでも、自分自身が何を大事にしたいのかということを明確にしておけば、これからどうしようかと迷った時にも、自分で納得できる道が選択できるのではないかと思います。

 

※このインタビューの後に,第2子をご出産されました。

 
(2014年1月)



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