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神石高原町立病院 漆谷成悟先生からの便り

神石高原町地図  題字

  

 神石高原町立病院 

病床数:  95床(一般病床47床,療養48床(医療保険適用36床,介護保険適用12床))

診療科:

内科,外科,整形外科,眼科,リハビリテーション科,呼吸器内科,脳外科
その他の機能:  へき地医療拠点病院,人工腎臓センター,地域ケア支援機能

 〒720-1522 神石郡神石高原町小畠1763-2 http://www.youseikai-grp.jp/jth/

 

地域と支えあう医療

神石高原町立病院 漆谷成悟先生 

 

神石高原町は、その名の通り標高も高齢化率も県内トップクラスの地域です。夏は涼しく、我が家はクーラーいらず。雪は少なめですが、冬の寒さは想像通りか若干想像以上でしょうか。市街地(神辺)のショッピングセンターまで車で30~40分ほどと意外に近く、この8月には町内にコンビニもオープンしました。豊かな自然と厚い人情に囲まれ、3歳と1歳の息子2人も伸び伸びと育っています。

 

研修医と訪問診療
[研修医と訪問診療]
私は『地域医療がしたい』と言う動機で医学部に入学しました。しかし卒業時には『地域医療』の具体的な形が分からなくなっていました。そして、2年間の初期研修を終え、地域の中核病院で2年間内科として勤務した後、医師5年目の2010年春に神石高原町立病院に赴任しました。

 

当院は郡内で唯一の入院施設を持つ病院で、常勤医は4人、全員内科です。自分の予約外来は週2回、1日30人程度診察します。それ以外の日は、午前中に上部消化管内視鏡検査や超音波検査、午後には上級医に大腸内視鏡検査を教わり、訪問診療なども行っています。

また、総合外来や午後の外来では内科以外の疾患も診ます。赴任する前に一番怖いと思ったのは外傷、次が小児です。しかし、半年もすると自然にこなせるようになってきました。当院の理念は、『地域の皆さまに愛され信頼される、地域に開かれた病院』ですが、この地域のすばらしい所は、我々が思う以上に、住民の皆様や患者様が病院を愛し、信頼する努力をしてくださっている所です。もちろん、日々自分の診療範囲を広げる、深める努力をしていますが、「外傷や小児科が怖い・自信がない」と思っているのは、すでに住民の皆様は承知の上。住民・医療側の双方の努力で地域の医療が成り立っています。もちろん、指導医にも恵まれ、各専門診療科や当直については様々な病院から定期的にご支援をいただいております。脳出血など当院で手に負えない急性疾患については、寺岡記念病院をはじめ、バックアップ体制がしっかりしており、あまりストレスは感じません。

 

病院玄関前で

[病院玄関前で]

※左端が筆者

さて、地域にいると世の医療の標準から遠ざかっていくのではという危惧がありますが、私は完全当直待機制の休日を利用して標準化off the jobトレーニングや勉強会へ参加しています。特にICLSとJATECはインストラクターとして、年に数回指導にも出向いています。また、1年のうちに6ヶ月間は県立広島病院からの研修医を受け入れています。若い先生方(私も十分若いですが・・・)への指導を通して、自分の知識の足りない所や地域医療のすばらしさを再認識することができます。

 

赴任2年目の今、『地域医療とはなんぞや』とはあまり思わなくなりました。今自分がしている診療が、少しでも地域住民の皆様の役に立つならば、その一つ一つが『地域医療』なのだと実感しています。これからも地域の皆様に愛され、信頼され、地域に開かれた医療が提供できるように日々努力して行こうと思います。
 

 

 

   

 

 <漆谷成悟先生のプロフィール>

平成18年 県立広島病院 初期研修医
平成20年 厚生連吉田総合病院 内科
平成22年  神石高原町立病院

 


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